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トリシティ125のインプレを整理すると突筆する安定性に尽きる

トリシティ125のインプレを整理すると突筆する安定性に尽きる

ヤマハトリシティ125のインプレを整理してみた

2014年9月にヤマハから画期的なバイクが発売され、その後話題が継続しています。

画期的というのは、上の写真でみる通り、前輪が2つある三輪のバイクです。

ヨーロッパでは、イタリアのジレラ・フォッコやピアジオMP3が知られていましたが、日本では初めての製品です。

GILERA FUOCO & PIAGGIO MP3

写真を見るとそっくりですが、トリシテイ125とは大きさが違います。

トリシティ125とは

FUOCOとMP3は500cc(300ccもある)で全長が2.2m、重さが240kgほどある大型スクーターですが、トリシティ125は全長が1.9mとイタリアの大型三輪より30cmほど小さく、重さは150kg程度なので、だいぶ軽いです。

三輪車ですが、2009年に定められた「特定2輪車」の規定に含まれるので、二輪車扱いになり排気量から原付2種のスクーターとして取り扱います。
小さくて軽いとは言っても、原付2種のスクーターとして見るとかなり大柄な車体です。

発売時に元AKB48の大島優子さんがキャンペーンガールとして使われましたが、おそらく彼女の足は地面に届かなかったと思いますよ。

3輪ですが、停止した状態で自立性はなく、サイドスタンドを立てないと倒れてしまいます。
小柄な人にとっては、足付きが問題になるかもしれません。

発売から約3年を経過して、インプレもほぼ出揃って、ヤマハでは2017年版を発表しようとしています。

この間に発表されたレビューを整理してみました。

トリシティ125のメリット

抜群の安定性

385mmのトレッドで前輪が2つあるということは、385mm幅のぶっ太いタイヤが付いているようなものですから、そりゃ安定性があるのは想像できますね。

各種インプレの感想や意見をまとめてみると、通常の2輪バイクで不安を感じる状況において、前2輪の威力を発揮するようです。

  • 時速10km以下の超低速走行
  • 砂利道やぬかるみのような滑りやすい道
  • 凹凸が激しくハンドルを取られやすいような悪路

こんなところでトリシティーの安定性が発揮されます。

グリップ力とブレーキ性能が良い

前項と重なる項目ではありますが、轍(わだち)やくぼみに前輪がはまってバランスを崩しそうな、かなり危険を感じる場面でも転倒のリスクは少ないようです。

コーナーで、片輪が異物を踏んだりペイントに乗ったりしても、サスペンションは左右の前輪が別々に動くので、しっかりしたグリップ力を発揮してくれて安心してコーナリングが出来ます。

前輪のブレーキの効きは大型車並みだとの評価もありました。

さすがに、車輪がが2つあるだけの効果が表れていますね。

軽快なハンドリング

これは、メリットと言うよりも、車輪が2つの見かけの重厚さに関わらず、普通に乗れるということなのです。

前輪が2つあるのですから、もさっとして重たい感じを受けますが、見かけにとらわれない軽快なハンドリングを示します。

二輪の操縦に慣れた人でも、逆に不慣れな人でも、その人の技量に応じてハンドリング操作ができます。
言い換えれば、前輪をダブルにしたことによる操作上のデメリットは殆ど感じられません。

注目を浴びる

かなり売れているようですが、それでも一般の人々には、前輪が2つあるバイクは珍しいようで、駐輪スペースに止めておくと注目を浴びます。

オーナーとしては、悪い気はしませんね。

燃費は良い

125ccですから、実用燃費としてリッター30kmくらいは走ってもらいたいところです。

見かけの重厚さに反して、その程度は達成しているようです。
思い車体の割に、燃費は良いという評価でした。

実用燃費は走り方によって違うのは当たり前で、30km/L~50km/Lなど大きなばらつきがありますが、概ね良好な印象です。

 

トリシティ125のデメリット

非力である

共通認識としてみなさんが口をそろえているのが、非力であることです。
最初に乗ったときには、出足が悪くてがっかりしたと言う意見がある一方、街中で乗る分にはキビキビして問題ないとも。

時速50km~60kmくらいが一番気持ちがいいし、スタートから車の流れに乗れないとか邪魔をするとか言うことはなく普通に走れるとも。
つまり、実用車として使うならばまぁ、不足はないという理解で良いでしょう。

 

そもそも、車重とエンジン出力を比べてみると、スポーツバイク的な要素は最初から求めてはいけないことに気づきます。

152kgの車体で11PSですから、1ps当たり13.8kgを引っ張ることになります。
他の12ccと比べてみると

  • ヤマハのNMAXは127kg/12ps=10.5kg/ps
  • ホンダのPCXは130g/12ps=10.8kg/ps
  • わたしが乗っているアドレス125Sは101kg/9.9ps=10.2kg/ps

エンジン出力と車重を比較すると、トリシティ125は、他車と比較してみるとかなり重いバイクなのです。

居住空間が狭い

囲われた箱のような空間ではないので「居住空間」という表現は適切ではありませんが、シートに座って足を前に出したときのスペースと言うか位置関係が狭っ苦しいという声が多いです。

大島優子さんのような女性であれば問題ないのでしょうが、大柄な男性の場合は原付スクーターよりも狭く感じるとの声もありました。

メットインスペースが小さい

シートの下が物入れの空間になっています。

一般的には、メットインスペースと呼ばれ、ヘルメットを収納する空間として利用されますが、125ccクラスのスクーターとしてはやや小さめであるという評価が多いです。

フルサイズのヘルメットは入らないかもしれません。

取り回しが重い

車重が重い上に前輪が2コあるので、押して歩くのが重いのは当たり前ですね。

狭い車庫入れや、バックで車庫から引き出すのは重いです。

ブレーキを同時に掛けると効かない?

ブレーキの効きが良いという声が多い中で、ブレーキシステムの問題点を上げている人がいます。

わたし自身よく理解できていないのですが、下の動画の2分50秒からの解説を聞いてください。

 

まとめ

初心者がふらつきやすい低速走行で安定しているのが最大の特徴です。
さらに、悪路や滑りやすい路面で安定走行できるので、初心者に向いているようですね。

その一方で、エンジン特性からみるとスポーツ性能を求めるようなバイクではなく、言わば街乗りの実用車としての位置づけになるようです。

 

極めつけは、スノータイヤを履いてチェーンを装備すれば、雪の上でも安定して走れること。

画像出典:takao watanabe @YouTube

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