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ワインディング道路の縦溝の謎!その安全な走り方とは。

ワインディング道路の縦溝の謎!その安全な走り方とは。

ワインディング道路の縦溝の謎!

ツーリングにで出かけて快調に走っているときに、上の写真のような縦溝に遭遇したことがありませんか。

バイクで走っていて、このような縦溝をみるとると、一瞬ドキッとしますよね。

 

何という名前の溝なのか

いろいろ調べたところ、これは「グルービング工法」というもので、進行方向と平行に溝を掘る「縦溝」と、直角に溝を掘る「横溝」の2つの方式があることが分かりました。

こうした施工を手掛ける企業で作る日本乾式グルービング施工協会のサイトによると、溝を掘るのは一般道や高速道路などでスリップ事故を未然に防ぐのが目的としています。

これは、乾式グルービング工法で加工された「縦型安全溝」といいいます。

バイク乗りの立場では、何が安全溝だ!と言いたくなります。

「縦型安全溝」は、こんな機械で加工します。

画像出典:株式会社三共道路

 

どんな目的で作っているのか

グルービング工法道路の能書きをみると、

  • 排水性をよくして雨や雪の日の安全性を高める
  • 雨天時のハイドロプレーニングを防止し、車両の操縦安定性を向上
    (溝により排水を促し、タイヤと路面の密着を高め雨天時のハイドロプレーニングを防止する)
  • コーナリング中の横滑りを防ぐ
    (ドリフト走行がしにくい)
  • グリップ力を高めてスリップ事故を防ぐ
    (車両のスリップによる飛び出し、多重衝突事故の未然防止)
  • 路面の凍結防止
    (路面に水がたまらないから凍結しない)
  • 急ブレーキ時の制動距離短縮
    (溝にくいこんだタイヤの持つ機械的作用により、急ブレーキの際も車体の姿勢が安定し制動距離も短縮される)

などと、もっともらしい説明が書かれています。

画像出典:日本道路整備株式会社

また、「カーブでは操縦安定化、直線道路や滑走路などでは雨天時のスリップ防止、交差点手前では制動距離の短縮化」などの効果があり、事故件数の減少に貢献とも書かれています。

実質的には、ドリフト族へに対する行政の対抗策だとの噂も飛び交っていますが、真偽の程は分かりません。



バイク乗りの立場で言わせてもらおう

 

あるサイトでは、こんな過激な意見がありました。

「行政はバイク乗りを殺す気か?」

実際、管理人もこの手の道路は滑りやすく、特に雨の日は危険と言う思いしかありません。

4輪車だけを対象にして、このよう議論が進み、実際に道路に加工されていることに驚きを禁じえません。

なぜバイクで危険と感じるのか

バイクのタイヤは断面が丸い

四輪車のタイヤは、特に扁平タイヤで顕著ですが、一般のラジアルタイヤでも接地は平面ですが、バイクの場合はコーナーでは傾斜するために、タイヤの断面は丸く設計されていますので、接地面積が少ないです。だから、縦溝の小さなズレを拾ってタイヤの進行方向が規正される、つまり轍(わだち)でハンドルを取られる感覚になるのです。
4輪車でも、雪道などで大きな轍ができると、これを外れて自由にハンドル操作をすることが難しくなりますよね。

二輪車では、あの細い溝の段差をタイヤが拾ってハンドルを取られることになるのです。
しかも、コーナリングの最中であれば、バイクの場合は即、転倒にもつながりかねないので非常に危険です。

 

バイクのコーナリングは、アウト・イン・アウト

4輪車のコーナリングは、道路のRに沿って走ります。
道幅に余裕が無いから、4輪車の場合はあまり走行曲線を選べません。

一方、バイクの場合は、タイトなコーナーであれば、Rを大きく取るために道路の幅を利用して、外側から入ってコーナー内側のギリギリを通って外側に抜けるコース取りをするのが普通です。
(もちろん車線の範囲の中で)

極端な表現をすれば、道路を斜めに横断することになります。

斜めに横断するのだから、道路に切られた縦溝に沿わずにクロスする方向になりますね。
この時が危険なのです。

内側に切り込もうとする前輪を、強引に外側に引っ張る働きをするのだからたまったものではありません。

せめてコーナーだけでもこの縦ラインを廃止してもらいたいものですが、ドリフト族対策が目的ならそうはいかないということかもしれません。

バイクはどう走ればいいのか

対策は、ズバリ『二輪だと滑りやすいから速度を落として通過する』これに尽きます。

道路に縦のラインが見えたら、速度を落としましょう。
コーナリング中は特に安全速度で。

だけど、四輪はバイクがここで速度を落とすなんて知らないから、かなり迫ってくるんです。
四輪は縦溝道路で速度を落としたりしないので、後続車がいる場合は、追突されないように早めにシグナルを送りましょう。

そんな運転は、四輪に煽られてるみたいでカッコ悪いけど、命には代えられません。

特にリターンライダーの皆さんは、いい年をしているのだから、血気盛んにならずに大人の運転をしましょうね。

それにしても、これを決めた役人の中にはバイクが趣味の人はいないのかね。
バイクだけが危険な目に合わされているのが、なんとも合点がいかない。

 



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Comments / Trackbacks

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  1. 基本的に、今のドリフトは何でもアリで、道路の溝なんて関係ありません。パワーが全て!なんで。結果、表面が濡れる事には変わりなし。

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