
リターンライダーの定義とは
リターンライダーってきちんとした定義はありませんよね。
ザクッと言えば
諸事情によって一旦バイクから離れて、
年配になってまた乗り始めた。
って感じだけです。
リターンライダーのイメージって、人それぞれですよね。
10代のときにバリバリ言わせていたのが、20~30代は休んで40代から乗り始めたと言いう人もいるでしょう。
でも、このサイトで扱うには、40代は若すぎます。
50代以上、むしろ50代後半以上の人を対象にした記事が多いです。
漠然としているので、このサイトでは次のような人物をリターンライダーと位置づけています。
- 前提条件として、バイクが大好きである。
- 若い頃にバイクに乗っていた。
- 青年・壮年期には子育てやら仕事やらでバイクに乗る時間が取れない。
(本当はお金がないのが一番の理由だったりします) - 子育ても一段落して、時間的にも経済的にも多少ゆとりが出来たので、またバイクに乗り始めた。
- 年齢的には50代以上のおじさんやおばさん。
わたしのバイクとの出会い
イメージを明確にするために、わたしのバイク経歴を書いてみます。
リターンライダーの基準は自分だと言わんばかりの自己チューの書き込みです。
きっかけは年賀状配達のバイトでした。
中学3年生のときの正月です。
年賀状配達のアルバイトをしました。
15歳なので、まだ運転免許は取れません。
本局から遠い田舎の地区を担当したので、自転車で配達しました。
冬の田舎道のことですから、雪溶けともなると泥道になり、自転車で走るのはなかなか根性がいる仕事でした。
わたしの指導者になった局員さんはバイクに乗っていますから、余裕で走っています。
わたしは、遅れないように必死に自転車のペダルを漕いでいます。
バイクさえあればもっと楽ができるのに!
中学生のわたしにとって、バイクは夢のスーパーマシンに見えていたのです。
今にして思えば、たかだか、こんな感じの赤いスーパーカブなんですけどね。
そんな時、指導員の彼が発したひと言が、わたしをバイク狂にさせたと言っても過言ではありません。
「君も免許があればバイクを貸してあげられるんだけどね」
そうか、免許があればバイクに乗れるんだ。
なんという心地よい響きだったでしょう。
しかし15歳のわたしは、まだ受験資格がありませんでしたが、16歳になったら免許を取るんだと強い意志が生まれました。
高校生で二輪免許取得
16歳になったらすぐ免許を取るつもりでしたが、高校入学後は部活に夢中になり1年生は自由時間が少ないので免許取得はちょっと遅れました。
2年生になった5月に待望の二輪免許取得を取りました。
別の記事で解説しますが、ちょうどこの時代は、二輪免許の区分けが『原付き免許』と『自動二輪免許』の2つしかなくて、125ccの試験車両で、いきなり限定解除と言うか大型二輪免許がもらえたのです。
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⇒バイク免許制度の歴史!125ccで大型二輪免許が取れた時代があった!
このせいもあって、いつかは大型に乗りたい思うようになったのです。
この頃の憧れは、市販されていた唯一の国産大型バイク、ホンダCB450でした。
出典:カモシカ中年ライダー
しかし、高校生には夢のまた夢でした。
免許を取ったら、父がポンコツの125ccを買ってくれました。
くず屋さんが引き取るのを横から分けてもらったとかいうシロモノで、走るのが不思議なくらいのポンコツでした。
でも、高校生のおもちゃとしては十分です。
間もなく壊れましたが、わたしのバイク人生はこうして始まったのです。
子育て時代は駅までの足(25歳~35歳)
わたしは、比較的早く結婚して子供を授かり、郊外の家を買いました。
安サラリーマンですから、戸建てを買うためには、父ちゃんが通勤で頑張って安い物件を探すしかありません。
最寄り駅まで徒歩30分という家ですから、駅までは自転車かバイクになります。
最初に手に入れたのが、ダックスHONDA ST70と言うバイクでした。
下の写真は、実写ではなく模型なのですがよく出来ていますね。
出典:タミヤ模型
スーパーカブのエンジンを積んだ可愛いバイクです。
その後、子どもが高校生になるまでは、ひたすら駅までの足として、何台かの原付きバイクを乗り継ぎました。
バイク現役時代(35歳~40歳)
会社の環境が変わり、電車通勤をやめて会社までバイク通勤になったことで、人生で初めて原付き位より大きいバイクに乗り換えました。
35歳でのバイクデビューですから、一般には遅すぎます。
この時点ですでにリターンライダーと言われそうですね。
最初はKAWASAKIのGPZ250から乗り初めて、YAMAHA XS650SP、SUZUKI DR125、KAWASAKI GPZ750Rと、全く脈絡がない車種を乗り継ぎました。
この時代は、暴走族対策のために国内のバイク販売は750ccに限定されていました。
750cc限定は法律ではなく、業界の自主規制だったのです。
そのため、わたしのバイクも750ccだったのですが、何故かエンブレムは900Rでした(笑)
再びバイク暗黒時代(41歳~60歳)
通勤環境が変わって、再び電車通勤に戻りました。
年齢的にもいわゆる管理職となり自由時間が少ない上に、週末はテニス三昧の生活となり、バイクから離れざるを得ませんでした。
愛車のGPZ750Rを売却して、駅までの足として原付き2種のスクーターHONDAリード90を購入しました。
しかし、新車で買ってからわずか数ヶ月で、窃盗団によって盗まれてしまいました。
窃盗団と言い切るのは、バイクを駐車場の柱にチェーンロックでくくり付けておいたのですがが、見事にチェーンが切断されていたからです。
出来心のちょいワル連中では、ここまではやりません。
この頃、HONDAリードを狙った大規模な窃盗団のことをニュースで知りました。
きっと、そいつらにやられたのでしょう。
もちろん、盗難届を出しましたが、発見されることはありませんでした。
その後、中古の原付スクーターを乗り継いで駅までの通勤に使用していました。
すると、52歳のときにいきなり海外赴任命令を受けたのです。
海外駐在となっては、バイクには乗っていられません。
(ベトナムだったらバイクに乗っていたかもしれませんが、危なくてしょうがない)
結局、6年間海外駐在の仕事をして、帰国後間もなく定年退職を迎えました。
もちろん、この期間はバイクには乗っていません。
リターンライダー誕生(60歳~)
結局、再び自由にバイクに乗れるようになったのは、定年退職してからです。
子どもたちも親の手を離れ、僅かばかりの退職金を手にして、バイクに乗れる時間とお金を手にしました。
憧れのリターンライダーになって、最初に買ったバイクが、YAMAHA TMAXです。
このバイクはスクーターなんだけど、ヤマハではスクーターのカテゴリには入れておらず、スポーツバイクの仲間にしていました。
それに惹かれて買ったのです。
スポーツバイクのカテゴリに入るだけあって、こいつは速かったなぁ。
峠道でも、キビキビ走りました。
その後、わたし自身の身体の故障とかいろいろあってTMAXを売却して、KAWASAKI KLX125に乗り継ぎました。
67歳の現在は、SUZUKI ADRESS V125SとSUZUKI Vストローム 650ABSの2台持ちになっています。
こんなところが、このサイトで取り扱う典型的なリターンライダーのパターンです。
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