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ヤマハMT-07は2019年モデルで何が変わったのか

ヤマハMT-07は2019年モデルで何が変わったのか

ハイパーネイキッドバイクとして、人気のヤマハMTシリーズですが、中核モデルとして全体を牽引しているMT-07の2019年モデルが、3月1日にリリースされました。

ヤマハMT-07は2019年モデルで何が変わったのか

MT-07の2019年モデルは、何が変わったのか簡潔にお知らせします。

とか言っても、実はカラーリングしか変わっていないのです。
価格は据え置きだし、駆動系を含めて構造部品の変更はありません。

価格は、777,600円 [消費税8%含む] (本体価格 720,000円)で、昨年と同じです。

2018年モデルではカラーは3種類でしたが、2019年モデルでもやはり3種類です。

3種類の中で下の2色は継続です。

  • ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
  • マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)

ニューカラーは『マットライトグレーメタリック4』(マットライトグレー)だけなのです。
特徴的に変わったのは、真っ赤な(バーミリオン)ホイールの色ですね。

2018年モデルでは、ホイールが黄色でした。
上下を比較してみると、燃料タンクのカラーも黒っぽい色から明るいグレーに変わっていることが分かります。

MT-07の2019年モデルの情報は以上です。

これだけじゃ味気ないので、MT-07の特長などに触れておきましょう。

MT-07の特長とは

そもそもMTシリーズとは

1999年の東京モーターショーでコンセプトモデル『MT-01』が起源になっています。

コンセプトモデルは、2004年からプロダクションモデルとして市販されました。

1670ccのVエンジンですから、VMAXと同様に実用性を無視した化物バイクです。
このエンジンによる、トルク感をMEGA TORQUEと称して、MTシリーズの由来になったようです。

その後、小型の車種が開発されるに連れて、トルク感を重視する姿勢は継続されましたが、MEGA TORQUEは言い過ぎのようで、MASTER of TORQUEに変わりました。

現在、下記の5車種が生産されています。

  • MT-10(3気筒997cc)
  • MT-09(2気筒845cc)
  • MT-07(2気筒688cc)
  • MT-03(2気筒320cc)
  • MT-25(2気筒249cc)
    MT-03の共通ボディに249ccエンジンを載せ替えたモデル

MT-07はミッドサイズモデル

このシリーズの中で、MT-07はミッドサイズモデルとして存在感を示しています。

ミッドサイズのバイクは、日本の道路事情に適合して、日本人の体格にも合うということで最近特に注目されています。

限定解除の時代が終わって大型二輪免許が取りやすくなったことから、400ccの呪縛を離れて自由な排気量設計の中で、ミッドサイズバイクの中でも650ccクラスに注目が集まっており、現在(2019年4月)、国産のバイクメーカー4社では次の10種類の650バイクが生産しています。

  • ホンダ:CB650R、CBR650R
  • ヤマハ:MT-07、XSR700
  • スズキ:SV650(X)、V-Strom650(XT)
  • カワサキ:Ninja ZX-6R、Ninja 650、Z 650、VALCAN S

MT-07のライバルは750クラスではなく、価格的にも性能的にもこちらの650クラスです。

 

MT-07はハイパーネイキッド

MT-07は『ハイパーネイキッド』と称していますね。

カウルなどの過剰な修飾がなく、極端な性能の偏りがない、普遍的なバイクがネイキッドバイクですが、これに、若干の斬新(アグレッシブ)な味付けをしたバイクが『ハイパーネイキッド』あるいは『ネオネイキッド』と呼ばれるバイクのカテゴリーです。

質実剛健な実用性

上記の10車種の650バイクからハイパーネイキッドを選べば、MT-07とZ650です。
どちらも、奇をてらった斬新さを求めないで、日常的な実用性を重視したバイクです

実用性とは何でしょうか。

最大の実用性は『脚付き性』と言って良いでしょう。
とてもお気に入りのバイクを見つけたけれども、足が届かなくて諦めたというケースはしばしば聞く話です。

MT-07の足つき性についての動画を紹介します。
身長169cm、体重61kg、股下78cmの男性が、実際にMT-07にまたがる動画です。
ほとんどベタ足と言えるほどに足つき性がよく、安定しています。

足付き性に続く実用性と言えば、取り回しと街なかでの乗り味です。

街なかでの取り回し

ロングツーリングやワインディングでの楽しみ方はもちろんありますが、日常生活の中でストレスを感じるようでは実用性に優れているとは言えませんね。

必然的に、軽量化と低回転重視の設計になります。

軽量化は650ccクラスで最軽量の183kgですから、文句がありません。
スリムな車体とも折り合って、実際に、取り回しはとても楽に動かすことができます。

低回転での運動性能は、ピカイチです。
MTの語源となっている『Master of Toruque』が示すように、グイグイ引っ張ってくれるトルクのイメージで、低回転と言うよりも、どの回転領域からでも太いトルクで地面を蹴って進むので、低速でのギアの切り替えで失敗したというリスクがありません。

これが、MTの本懐であり、本当の実用性と言える性能なのです。

MT-07は後悔するのか

MT-07でネット検索をすると『MT-07 後悔』なんてキーワードがあります。

調べてみると、MT-07の操作性が良いことを、逆にアピールしているような記事が多いですね。
要するに思い通りに操作できてしまうので物足りなくなる人がいるようです。

  • 中低速トルクが大きいので、どんな回転数からでもアクセルを開ければ加速する
  • ハンドリングが軽快なので、バイクを傾ければ曲がりたい方向に曲がる
  • ブレーキがしかりしているので、止まりたいときに止まる

どこに文句があるんだと言う感じですが、何らかのアバンチュールを期待していた人にとっては、素直すぎることで物足りなさを感じるのでしょうか。

優等生のお嬢様よりも、多少じゃじゃ馬と付き合いたいと言うことでしょうか。

 

結論として、大型バイク初心者、あるいは逆に色々なバイクを乗り継いて一周してきたベテランライダーが派手さを求めずに、落ち着いて選ぶバイクと言えるのかもしれません。



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