
運転免許証の運用について、警察庁から大きな変更が2つ発表されました。
一つは、顔写真の撮影で帽子の着用が認められること
もう一つが、有効期限の表記を西暦で表示すること
意見を公募した上で正式決定をして、2019年3月から、準備が整った都道府県から順次切り替えていく方針です。
運転免許証の顔写真で帽子が着用が認められる
運転免許証の顔写真は、長いこと無帽と決まっていましたが、2019年から一部の場合は着帽を認める方針に変更することを警察庁が発表しました。
ただし、基本的には従来通り無帽です。
プロ野球選手だから野球帽とか、土建業だからヘルメット着用などは認められません。
例外的な処置としては、宗教上の理由がある場合と医療上の理由がある場合に限定する方針です。
宗教上の理由といえば
宗教上の理由と言われれば、インド人のターバンとイスラム女性を連想しますね。
インド人のターバン
インド人のターバンは認められるか。
顔の輪郭が分かるから認められると思います。
インド人といえば全国民がターバンを巻いているイメージがありますよね。
ところが実際にインドに行ってみたら、ターバンを巻いている人が意外と少なかったのにちょっとビックリしました。
実は、インド人でもターバンを巻いているのは、少数派のシーク教徒だけなのです。
少数派とは言っても人口が多いインドのことですから、3000万人もいるんですよ。
日本にも1000人くらい来ているらしいです。
イスラム女性の服装
イスラムの女性の服装では、総称してブルカと呼ばれていますが、いろいろな様式が混在しています。
おそらく、認められないのではないかと思います。
顔を見せているムスリムは100歩譲って認められるかもしれませんが、目だけ出しているニカーブは認められないでしょうね。
警察庁では、『顔の輪郭が分かる範囲での着用を認める』ということなので、ニカーブは完全にアウトですね。
医療上の理由とは
最初に思いつくのは、抗がん剤などで脱毛して頭髪が薄くなった患者さんでしょうね。
特に女性の場合は、認めてあげるべきです。
しかし、帽子ではなくて、ウイッグなら現行の方針でもOKではないでしょうか。
薄毛の男性のヅラは、OKなのでしょうか。
まぁ、黙っていれば分からないから、いいか。
そういう問題じゃないような気もするけど、どうなんだろう?
頭部にケロイドのような障害がある人は認めてあげるべきでしょうね。
他に、一般的に知られていない、病気で悩んでいる人にとっては、ありがたいことでしょう。
有効期限の表記が西暦になる
現在の免許証を見ると、日付がたくさん書いてあります。
- 誕生日
- 交付年月日
- 有効期限
- 免許取得日(免許の数だけ)
このうち、西暦に変更されるのは、有効期限だけです。
誕生日や交付年月日は、これまで通り『昭和』とか『平成』のママです。
なぜ西暦にするのか
警察庁が発表した理由は、外国人の免許証所有者が増えたからとしています。
でも、おそらく『昭和』『平成』から、更に元号が変わることによって、日本人でも混乱して更新を忘れてしまうトラブルが増えることを予測しているからではないでしょうか。
免許証の有効期限は、免許証の中央部に青いラインの上に大きな文字で『平成xxのyy月zz日まで有効』と書いてるところです。
優良運転手の場合は、憧れの金色のラインになっていますね。
バイクに乗っていると、無傷で免許証の更新を迎えたことがありません。
だから、いつでも違反者扱いで、青い免許証です。
高速道路でバイクの走行数を観察してみると、自動車100台に対してバイクは2~3台しか見かけません。
ところが、避難所やパーキングエリア入り口で、覆面パトカーに捕まっている違反者は、バイクのほうが多いくらいです。
この理由は、
- 覆面パトカーがバイクに厳しい目を向けているからか
- バイクのライダーの運転が乱暴だから捕まるのか
- その両方なのか
おそらく、両方なのでしょうね。
わたしも、バイクに乗らないで四輪自動車でファミリー運転手をしていたら、当然ゴールド免許証のはずです。
何故かバイクが捕まります