
アドベンチャーツアラーの嘴(くちばし)のオリジナルはGSではなかっ
最初にクチバシを付けたバイクは何?
アドベンチャーツアラーというジャンルのバイクには、特徴的なクチバシがついている機種が多いです。
アドベンチャーツアラーの本家とも言うべきBMWのアドベンチャー系のバイクには全機種にクチバシがついているし、DUCATIやTRIUMPHのヨーロッパ車の他にも、日本ではホンダとスズキのアドベンチャーツアラーにはクチバシがついています。
(写真は後半で示しています)
アドベンチャーツアラーというカテゴリーは、BMWのR1200GSから始まったようなイメージがあるので、最初にクチバシを付けたバイクは、てっきりR1200GSだと思いこんでいました。
ところが、調べてみたら、意外なことに日本のバイクのほうが先だったのです。
SUZUKI DR800Sのクチバシは1991年
スズキには、DR800Sというバカみたいに巨大な単気筒バイクがありました。
1988年にDR750Sとして発売されて、3年後の1991年からは800ccにボアアップされて、写真のDR800Sになりました。
上の写真はDR800Sですが、フロントライトの下に立派なくちばしが突き出ています。
この大胆なデザインは、イタリアのカーデザイナーであるジウジアーロの設計で、『ファラオの怪鳥』と名付けられ、タンクからフロントカバーまで伸びるくちばしがありました。
当時のカタログには、『怪鳥をイメージしてデザインされたというフォルム』と記載されていますから、クチバシとイメージしたことは間違いありません。
BMWのクチバシは1994年
一方、R1200GSのくちばしを調べてみると、R1200GSの原型であり、初めてくちばし状のモノがついたモデルがR1100GSですが、この発売は1994年ですから、1991年のDR800Sよりも後のことなのです。
R1100GSから、R1150GSを経て、R1200GSが誕生するのは、2004年のことですから、怪鳥ファラオのスズキDR800Sよりも13年も後のことなのです。
世界で最初にクチバシがついたバイクは、イタリアの奇才ジウジアロがデザインしたスズキDR800Sでした。
厳密にはその前身のDR750Sです。
アドベンチャーツアラーのクチバシいろいろ
BMWのアドベンチャーツアラー
アドベンチャーツアラーというジャンルの世界の旗艦と言えば、誰もが認めるBMWのR1200GSですね。
BMWのバイクといえば、水平対向ボクサーエンジンです。
R1200GSのエンジンもボクサーエンジンです。
そのため、重心位置が低いのでに安定性は抜群で、30Lの大きな燃料タンクを積んで、どんな道でもどこまでも走る、アドベンチャーツアラーの先駆者として登場し、その後も王者の貫禄で、このジャンルのトップに君臨しています。
ところで、R1200GSといえば、前輪の上に突き出した嘴(くちばし)がとても印象的です。
このイメージがとても強くて、アドベンチャーツアラーと言えば、くちばし付きでなければならないようなイメージさえあります。
アドベンチャーツアラーの本場はヨーロッパです。
中でも、BMWは、たくさんの品種を抱えていますが、アドベンチャージャンルのバイクは、必ずくちばしがついていますね。
ミドルレンジのアドベンチャーツアラーとして人気のあるF800GSは水平対向エンジンではなく、並列2気筒です。
そんなこととは関係なく、クチバシがあります。
日本では未発売ですが、単気筒エンジンのスモールアドベンチャーのG310GSにも立派なクチバシがついています。
DUCATIのアドベンチャーツアラー
BMWだけではありません。
V型エンジンの名門DUCATIのアドベンチャーはMultistradaですが、1200ccと950ccの両車種とも、クチバシが付いています。
こちらは、Multistrada 950。
TRIUMPHのアドベンチャーツアラー
紳士の国、英国でもアドベンチャーモデルは健在です。
3気筒1200ccのTIGER EXPLORERにはくちばしがついていますね。
弟分のTIGER 800にもクチバシがあります。
HONDAのアドベンチャーツアラー
ホンダでも最近アドベンチャーツアラーの品種を増やしています。
一番の売れ筋がNC750Xですが、クチバシがありますね。
上位格設定のVFR800Xにもくちばしがあります。
個人的には、アドベンチャーツアラーにV型4気筒が必要なのかの疑問があります。
普通2輪免許で乗れる400ccのアドベンチャーツアラーにもやっぱりクチバシがついています。
SUZUKIのアドベンチャーツアラー
スズキのアドベンチャーツアラーは、V-Strom 650が最初ですが、初期のV-Strom 650には、クチバシがついていませんでした。
翌年、V-Strom 650XTが発売されて、クチバシがつくようになりました。
2017年モデルでは、XTではないV-Strom 650もデザインが統一になってクチバシがついています。
後から売り出された上位機種のV-Strom 1000にもクチバシがあります。
最後に、今年の夏に発売された末弟のV-Strom 250にも、本体から一体デザインの立派なクチバシがあります。
バイクの種類の解説をまとめたページです。
アドベンチャーツアラー、アメリカン&クルーザー、スクーター、原付一種&原付二種、オフロードバイク、巨大バイク、スーパースポーツ、ネイキッドバイク、レトロ&クラシック、その他
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普通に着火させて吸引する普通のタバコと比べて、燃焼により発生するホルムアルデヒドやタールなど、一酸化炭素、アンモニア化合物といった有害成分が発生が少なく(約90%カットといわれている)、通常の場合発がん性を疑われる物質の吸い込むことや、中毒になること、歯に着色ことや室内が汚れるなどが相当量減らすことを出来ている。
Ryujiさん、こんにちは。
管理人です。
わたしが乗っている2013年型のVストローム650ABSにはくちばしがついていませんでした。
翌年発売されたVストローム650XTには、くちばしが設定されたのです。
これを見たら、欲しくてほしくて我慢がならず、XT用の交換部品を取り寄せて付けてしまいました。
なんの役にも立たないくちばしですが、ついていないとアドベンチャーツアラーではないような寂しさを感じてしまいます。
どうしてこんなに流行しているのか分かりません。
くちばしがない機種としては、アフリカツインの他にも、YMAHA Super Tenereにはくちばしがありませんね。
性能にはまったく関係がない、デザインお好みなのですが。
くちばし無しのラインナップもお願いしたいですね❗BMWの二番煎じではメーカーの誇りが感じられませんね。Africatwinはくちばし無しで売れてます。せめてホンダさん、くちばし無しのラインナップをお願いしたいですね。。