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スーパースポーツ(SS)バイクはレーサーレプリカの末裔か

スーパースポーツ(SS)バイクはレーサーレプリカの末裔か

スーパースポーツ(SS)バイクはレーサーレプリカの末裔か

最近では、「レーサーレプリカ」という用語は死語になってしまいお目にかかる機会がありませんが、分かりにくく「SS」と言ってみたり「スーパースポーツ」とごまかしてみたりするよりも、直接的で分りやすいと思いますね。

1980年台は、レーサーレプリカの全盛期でした。
サーキットで競走する二輪レースで走るバイクが文字通りレーサーで、このレーサーをベースにして公道を走れるように模したのがレーサーレプリカです。

イメージとしては、レーサーに保安装置を付けて公道を走れるようにしたものですが、実際にはメカニックが付きっきりでメンテをしてやっと走っているレーサーを一般人が維持できるはずもなく、いろいろな点で妥協している産物なのです。

そうは言っても、ネイキッドなどの一般的なバイクと比べると、そのポテンシャルは高く、レース出場のベースマシンとしても利用されました。

時代は変わって、現代ではレーサーレプリカとは呼ばれず「SS」なんて言われていますが、SSの分類にはツアラーの性格が強い例えばスズキの隼(ハヤブサ)なんかも含まれるので、少し違う気がします。

SSの中でもレーサーレプリカの末裔として指名するならば、2017年7月時点で販売されているバイクは、次の13車種です。
本来の意味のレーサーをダウングレードしたレーサーレプリカとは違います。

また、カワサキNinja H2Rのように、公道を走れない機種は除外しています。

ホンダ

  • CBR1000RR
  • CBR650F
  • CBR400
  • CBR250R

ヤマハ

  • YZF-R3
  • YZF-R25

スズキ

  • GSXーR1000R ABS
  • GSX250R

カワサキ

  • Ninja 1000 ABS
  • Ninja 650
  • Ninja 400
  • Ninja 250

 

SSの特徴

外観的特徴

排気量の違いはありますが、デザイン的な特徴が共通してはっきりしています。

  • 小さな風防(スクリーン)がついている
  • フルカウル(アンダーカウル)で囲まれている
  • ハンドル位置が低い
  • 前傾姿勢が強い

例えば、スズキGSX-R1000R ABSをSSとしましたが、GSX-S1000F ABSを選ばなかった理由は、下の図で示します。

下図左側のR1000Rのように、横から見たときにバックミラーとスクリーンが交差するくらいにハンドル位置が低いのが、正当なSS(レーサーレプリカの末裔)です。

右側のGSX-S1000F ABSにもアンダーカウルが装備されて、SSと言っても良いようなものですが、R1000RとS1000Fを比べてみると、明らかにハンドル位置が高くてスクリーンとミラーが離れているので、S1000Fはツアラー的な味付けをされています。

SSの運転特徴は

速く走る性能に特化してます。

  • 加速が速い
  • 思ったように曲がってくれる

結局、この2点に尽きるのですが、バイクの性能が良いので運転がうまくなった気になります。

しかし、あなたの運転技術が向上しているわけではないので、しばしば勘違いして、自分の能力以上のことにトライして事故を起こすリスクがあります。
難しいことにチャレンジしたいのなら、サーキットに行きましょう。



SSの問題点は

費用が高い

例えば、上の写真で比較に示した、SSに似たようなデザインのGSX-S1000F ABSは119万円ですが、レーサーレプリカ末裔のGSX-R1000R ABSは204万円と2倍近い高価格です。

個別のパーツに高性能品を採用しているのでどうしても高くなりますね。
また高性能パーツは、一般に消耗が早いので、メンテナンス費用も高額になりがちです。

車両が高額なので盗難防止にも気を使い、チェーンロックをダブルにかけたりして、気を使います。

前傾姿勢がきつい

ハンドル位置が低いので、前傾姿勢がきついです。
レースなら我慢して耐えるしかありませんが、ツーリングでこの姿勢では楽しめません。

リターンライダーのおじさんたちでは、首と手首が痛くて、耐えられなくなります。

タウンユースで使いづらい

基本的にレーサーを模しているので、セッティングが高速仕様なので、低速走行はあまり考慮していません。
買い物や通勤通学のタウンユースでは、信号待ち渋滞の低速走行が多いので、あまり向いていないでしょう。

また、積載能力はゼロに近く、当然のことながら、キャリアなんかオプション設定にもないし、メットインスペースもありません。
タンクバッグは、乗車姿勢のじゃまになります。
リュックサック以外の積載能力は、ほぼゼロと考えた方がいいです。

しかも燃費が悪いので、経済的にも問題があります。

信号待ちで停止したときに、下から火をつけられたように熱い。
真夏にはとても乗っていられません。

まとめ

メリットとデメリットを整理してみると、予想した通りですね。

とにかく、速く走ることだけに特化して、それ以外の性能は可能な限り無視した設計になっています。

そのため、デメリットを挙げるとキリがありません。

  • 居住性・快適性無視
  • 経済性無視
  • 利便性無視

それでも、このバイクに乗りたいという熱い思いを持った人だけに許される高価な勲章です。

オジンを中心としたリターンライダーには、ほぼ無縁の産物ですが、夢を追い続けてどうしても乗ってみたいというリターンライダーがいるなら、応援したいです。

決して嫌味ではありませんが、事故や怪我に気をつけるのはもちろんですが、腰痛や首やその他の関節痛にも気をつけてください。

 

バイクの種類を10個のカテゴリ分けして詳しく解説

バイクの種類の解説をまとめたページです。
アドベンチャーツアラー、アメリカン&クルーザー、スクーター、原付一種&原付二種、オフロードバイク、巨大バイク、スーパースポーツ、ネイキッドバイク、レトロ&クラシック、その他



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