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原付バイクの免許はもれなくついてくる、125ccはいつから?

原付バイクの免許はもれなくついてくる、125ccはいつから?

普通免許のおまけで原付免許が付いてくる

ラッタッタとかヤマハパッソル、ホンダタクトなど、1980年頃に原付スクーターが大ヒットしました。

女性に向けた巧みなマーケティングが奏効した結果ですが、原付スクーターが大ヒットした背景には、免許制度の秘密があります。

この当時に、日本のモータリゼーションが急速に発達して女性の運転免許取得者が増えたのです。

ここで言う運転免許とは普通免許のことですが、普通免許を取得するともれなく原付免許が付いてくるのです。
厳密に言えば、原付免許がついてくる訳ではなく、原付一種バイクを運転する資格が与えられるだけですが(^^)

乗れる資格があるなら乗ってみようかな

もともと、バイクに乗ろうと言う気はなかった女性たちですが、普通免許を取ったら原付バイクにも乗れることに気がついたのですね。

バイクメーカーでは、気軽に手軽に乗れるおしゃれなミニバイクを大々的に宣伝しました。
八千草薫さんや、大物女優のソフィア・ローレンさんを使って、女性ユーザーを取り込むために、ヤマハとホンダがHY戦争などと言われるシェア争いをして激安バイクを作り、双方疲弊して1983年頃にこの戦いは終わりました。

ホンダとヤマハ以外にスズキも巻き込まれ、スクーターを作っていなかったカワサキも売上を落として、勝者なき戦いと言われました。
スズキの会長は、後日「ゾウとライオンの戦いにアリが巻き込まれた」と表現しています。

50ccの限界説も

国民的な大人気だった50ccバイクの原付一種ですが、各種の規制が強いために使い辛いし、他の車両と並走すると危険だとの指摘もあります。

原付一種の規制
  • 速度制限は時速30キロ以下
  • 大きい交差点では2段階右折
  • 2人乗り禁止
  • 高速道路走行禁止(これは原付二種も同じ)

それに加えて、追い打ちをかけるように環境規制による排ガス基準が厳しくなりエンジンが非力になり、しかも安全性確保の面から車体が大柄になってきたので、さらに非力感が強まる結果となりました。

排ガス基準対策は、50ccでも125ccでもやることはほとんど同じで大差ありません。
むしろ、排気量が小さい50ccのほうが、細かな気遣いをしなければならず、費用がかさむ傾向があるのです。
そうなると、50ccのくせに125ccより高いとは何事だと言うことで、人気がなくなります。

また、現在バイクの主要市場である東南アジアやインドでは50ccは走っておらず、110ccとか150ccが主体になっています。
50ccは国内専用であるため、国内の人気が低迷すると極端に生産数が低下してしまいます。
その結果、量産効果が見込めなくなり、コストが高くなってしまうのです。

排ガス対策と国際化に合致しないために、コスト競争力がなくなります。
そのため、スズキの会長は、近い将来50ccバイクは消滅するのではないかとの予測を述べています。

鈴木会長は「東南アジアでは排気量100ccとか110ccが主流だったが、今は小排気量の主流が150ccに移っているという傾向がでているので、いずれ100ccのバイクはなくなっていくのではないか。150ccクラスが小さいクルマ(小排気量バイク)の限界ということになるのではないか」と指摘。

出典:https://response.jp/article/2017/05/12/294630.html?from=dangling

 

125ccが普通免許に付いてくるのか

将来的に50ccが市場から消えてしまうかもしれないとなると、その受け皿となるのが原付ニ種です。
とりわけ、その上限の125ccの免許制度について各方面からの報道がなされています。

経済産業省自動車課

経済産業省の河野大志自動車課長は、2017年9月に神戸市で開催された「BIKE LOVE FORUM」(バイク・ラブ・フォーラム)の講演で、市場活性化する規制緩和として、免許取得について触れました。

バイク・ラブ・フォーラムとは、バイク産業界が市場を盛り上げようと企画している、毎年全国を巡る大規模なイベントです。
その、第4回神戸大会に招待された、経済産業省の河野大志自動車課長の講演に注目が集まっています。

この件に関して、ネット上ではしばしば「川野課長」と記載されていますがそれは誤りで、「河野課長」が正しいのです。
誰かが誤植をすると、それを多くの人が未確認のまま拡散してしまうネット情報の怖さを感じます。

 

その講演内容とは

「我々ももう少し行政の立場で知恵を絞りたいと思っていて、そう簡単ではないのかもしれないが、排気量125ccの免許取得を今までより簡単にするというような取り組みにチャレンジしてみたい」

さらに
「行政の側でもバイクの市場がもう一歩、販売活動が盛り上がるような起爆剤になるような規制緩和や異業種との連携で新しい価値観を生み出していくような取組みをいっしょになって知恵を絞っていきたい」

と、語ったのですが、それがいきなり、125ccの免許緩和のような伝達になってしまっただけの話です。

いずれにしても、自動車行政を司る中央官庁のお役人が免許の規制緩和に触れたことで、今後そのような動きに期待ができるということでしょう。
もちろん、何年何月から125ccが普通免許に付帯するというような、具体的な話ではありません。

警察庁運転免許課

これは、株式会社イードが運営している情報サイト「レスポンス」が2017年5月16日に発信した内容ですが、ウラが取れていないので、信憑性についてはいささか疑問符がつきます。

警察庁運転免許課は今年度、排気量125ccまでのバイクを運転できる小型限定普通二輪免許の取得負担軽減に向けた調査研究を実施する。

教習日程を見直し、短期間で取得できるようにすることで、免許希望者の時間的コスト負担を見直すことができるか。模擬教習によるデータ収集に基づき、有識者による検討を実施する。

出典:https://response.jp/article/2017/05/16/294772.html

先に述べた、通産省自動車課長の講演と、この報道を重ね合わせると、125cc免許緩和の可能性が強まったのではないかと期待を寄せるのはバイクファンとしては当然でしょう。

バイク産業界

日本自動車工業会では、低迷するバイク産業のテコ入れのために、2010年に、【「原付二種」 免許取得時の負担軽減を!】と言う要望書を作成して、国に提言しています。

主旨としては、原付二種の免許習得時間を削減すること。
特に125ccオートマ限定は、土日に習得できるようにしたい。

あるいは、欧州各国が実施している普通免許所有者に一定の条件をつけて125ccの運転を許可する『B-A1』免許制度の導入を呼びかけています。

 

まとめ

行政や産業界でいろいろな動きがあり、将来的には125ccの運転免許条件が緩和されると思いますが、今すぐにどうにかなるものではないようです。

現状の125ccはスクーターが主体なので、オートマ限定でも実習的には充分なのです。
実際に幹線道路を50ccの原付一種で走るととても怖いです。

わたしも、以前は下駄代わりに原付一種(スクーターとかスーパーカブ)に乗っていましたが、現在では原付二種の125ccスクーター(アドレスV125S)に変えました。

2台持ちにするなら、趣味の大型バイクと実用の原付二種の組み合わせがベストですね。

 

バイクの種類を10個のカテゴリ分けして詳しく解説

バイクの種類の解説をまとめたページです。
アドベンチャーツアラー、アメリカン&クルーザー、スクーター、原付一種&原付二種、オフロードバイク、巨大バイク、スーパースポーツ、ネイキッドバイク、レトロ&クラシック、その他

 



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