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足が届かない大型バイクで安全にUターンする方法

足が届かない大型バイクで安全にUターンする方法

アドベンチャーツアラーはシート高が高い

わたしがおすすめしているアドベンチャーツアラーバイクは、シート高が高い機種が多いです。

リターンライダーの皆さんが実際に走ることは少ないのですが、林道などの悪路走行も視野に入れてストロークを長く取っているために、沈み込みの深さがあるのでシート高がどうしても高くなります。

わたしが乗っているのはV-ストローム650ABSです。
やや短足気味とは言え、身長175cmの男がまたがって、両足の先がやっと着くバレリーナ状態です。
わたしより小柄な人であれば、尻をずらさないと足が届かないかもしれません。
実際に、身長が168cmの人では、このページの一番上の写真のような状態です。

足つき性が悪いとUターンが怖い

一旦走り出してしまえば、乗車姿勢が楽だし視点が高くて見通しが良いので、楽に遠くまで走れるし、アドベンチャーツアラーは快適なのですが、狭い道でUターンをしなければならない時が結構苦痛なんですよね。

後輪を回転させて滑らせるアクセルターンはかっこいいけど、できるはずがないし、そもそも公道で使う技ではありません。

また、対向車線に違反者を捕らえたときの白バイのUターンは見事なものです。

だけど、こんなことも我々、リターンライダーにできるはずがありません。

バイクのUターンのやり方いろいろ

自分がどんなUターンをすべきかを考えるために、まず、Uターンのやり方にはどんな方法があるのかを調べてみましょう。
なお、公道でのU ターンなので、すべて右回りで考えます。

(a) エンジンを停止して降りて押す

最も基本的なUターンは、これですね。実際には押すだけではなく、引いたり切り返したりします。
エンジンを停止して押して歩くのは、一番危険が少なく最も小回りが効くUターン方法です。

(b) エンジンを起動したまま降りて押す

(a)との違いは、前進するときはエンジンの駆動力を使うことができます。
だから(a)よりは楽ちんです。
当たり前だけど、切り返しのためにバックする時には手で引きます。

危険な点が一つありあります。
それは、クラッチ操作と前輪ブレーキの操作をミスると、バイクだけが突っ走って何処かに行ってしまうリスクがあります。

だから、エンジンを動かしているけれどギア入れずに、手で押すということが実際には多いかもしれません。

(c) バイクにまたがって両足で歩く

あんまりかっこよくありませんが、両足が着くのであれば、安全な方法です。

バイクは直立したままで旋回するので、バランスを崩して転倒する危険が少ないです。
基本的に、アクセルは使わずアイドリングと半クラッチ操作でゆっくり動かします。

後輪ブレーキが使えないので、右手の前輪ブレーキ操作が重要です。

(d) お尻を右側にずらして右足を着きながらケンケンして歩く

両足が届かないときには、お尻をずらして片足着きでケンケンしながらUターンをすることも出来ますが、不安定で危険なので、一旦降りて(b)のように降りて押して歩くのが安全です。

大型で重い車体のバランスを崩したら、右足1本では支えきれませんから。

(e) ステップに乗車してバイクを垂直にしてゆっくり旋回する

アクセルは使わずアイドリング状態で、半クラッチと後輪ブレーキで操作します。

このUターンができれば、まぁ、満足すべきでしょう。
上手な操舵の秘訣は、ギリギリの半クラッチが使えるかどうかです。

ギリギリの半クラッチとは、後輪ブレーキを緩めれば前進するが、完全にタイヤが停止してもエンストしない、そんな状況で安定な半クラッチ操作です。
ギリギリの半クラッチは、次の(f)でも重要な操作のポイントになります。

(f) V字バランス旋回

車体を内側(右側)に倒し、それとバランスするように上体を左に傾けて、リーンアウトの形でゆっくり旋回します。

バイクのバンク角が取れるので、回転半径が(e)の直立旋回よりも小さくなります。

(g) 車体を内側(右側)に倒して遠心力を使って旋回

アクセルを使って普通にUターンする方法です。
白バイ隊員の小旋回とまではいきませんが、ここまでできれば何の問題もありません。

以上の写真は、https://www.youtube.com/watch?v=mm2YZz2_eBUからキャプチャリングしました。

実践的なUターン方法

イカサマUターンと称していますが、最初に「スイッチバック」を取り入れる、最も実践的なUターン方法です。

(h) バイクから降りて「スイッチバック」の後、押して歩く

足が届かないのであれば、バイクから降りて「スイッチバック」をして(b)の方法で押していく。
下の動画で1分~1分20秒辺りの動作です。

(i) バイクにまたがったまま「スイッチバック」の後、直立旋回する

足が届くならば、乗ったまま少し後退して「スイッチバック」をして、(e)の方法で直立旋回します。
下の動画で2分~2分30秒辺りの動作になります。

まとめ

足が届かない大型バイクで安全にUターンする方法は、『(h) バイクから降りて「スイッチバック」の後、押して歩く』です。

バイクから降りて押して歩くなんて、身も蓋もないような話ですが、安全優先ではこれが一番です。

 

つま先でも足が届くのなら、『(i) バイクにまたがったまま「スイッチバック」の後、直立旋回する』が良いでしょう。

 

安定した半クラッチ技術が直立旋回の秘訣

直立旋回の場合は、ギリギリのクラッチ操作の練習が必要です。
『ギリギリのクラッチ操作』とは、リアブレーキを踏んだときに車輪は完全に停止するがエンストはしない、そのままリアブレーキを緩めるとゆっくり走り出すような、クラッチの接続状態です。

直立旋回をしながら、クラッチを切ったり繋いだりバタバタしないで、一定の半クラッチ状態で落ち着いて旋回することが安定したUターンの秘訣です。



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